こんにちは、吉田です。
今回は、コーチ・カウンセラー・セラピスト・ヒラー・トレーナー・講師など、
自分の身体一つでビジネスをする「ひとりビジネス」で起業する際に、
「一体どれくらいお金を準備しておけばいいのか?」について
お話しします。
その前に、『ひとりビジネスの定義』についてです。
ひとりビジネスとは、コンサルタント、コーチ、カウンセラー、セラピスト、ヒーラー、占い師、ネットショップ、サロン、ネイリスト、士業など、大掛かりな在庫や固定資産を持つことなく、また、高額な初期投資やランニングコストを掛けることなく、尖った強みを武器に、基本的に身ひとつで行うビジネス。
こんなイメージです。
起業する際の一番の心配事は、やっぱりお金
会社員の方が、
ひとりビジネスで独立起業する際の一番の悩み、
心配ごとと言えば『お金』。
これにつきると思います。
「起業するのにどれくらいお金がかかるのだろうか?」
「起業に合った物件はどれくらいの賃料なのだろうか?」
「人を雇ったらどれくらいお金を払えばいいのだろう?」
「お客さまを集めるのにどれくらい広告を打てばいいのだろう?」
こんな具合ですね。
これまで安定した収入を得られていた「守られた世界」から、
「売り上げがなければ収入ゼロの世界」に身を投じることは、
確かに大きな心配ごとになるでしょう。
ですが、ひとりビジネスの定義で触れた通り、
ひとりビジネスで起業する最大のメリットは
「最小限の初期投資」で始めることができるという点なのです。
例えば、パソコン、付属アプリ、プリンター、携帯電話、その他事務用品。
これさえあれば、基本的にひとりビジネスを始める事が可能なんです。
ちなみに僕も、起業した当初は自宅で仕事してました。
今は本の置き場所がなくなって事務所借りてますが^_^
ですから、
お金の心配ごとは「開業資金」よりも、
実は売り上げが安定するまでの「生活費」ということなんですね。
まずは十分な生活費を確保しよう
特に持ち家で所帯を持っている場合、
家族全員にかかる費用(学費、塾、水道光熱費、食費、生活消耗品費、住宅ローン、車両税、車検、生命保険、年金、固定資産税、その他ローン、冠婚葬祭費 etc…)
これらが、毎月、そして年間どれくらいかかっているのかについて、
きちんと把握しておく必要があります。
もう少し細かい事を言うと、夏場はエアコンなどの電気代が跳ね上がります。
また、冬場は暖房器具がフル活躍するので、
電気やガス代が普段の月の2倍以上になるケースがあります。
育ち盛りのお子様がいるなら、食費や衣料費も案外馬鹿になりませんよね?
実は、こうした生活をするためのランニングコストを
きちんと把握していないまま起業プランを練っているケースが多いのです。
こうした生活費は、
お客を獲得できようが出来まいが、
日々、毎月、毎年、嫌でも消えていきます。
例えば、自分やクライアントさんの経験測から言うと、
ブログをゼロから立ち上げて良質な記事を積み重ね、
見込み客の方々に認知され出すまでには、
やはり1年はかかります。
もちろん広告を打てば話は別ですけどね。
ですから、
失業手当の手続きはもちろんですが、
最低でも1年間は全くの無収入でも生活できる分の貯えは、
起業とは全く別物として確保しておく必要があるでしょう。
起業してビジネスを回すためにかかるお金は?
「でも吉田さん。そうは言っても、サイトの制作費用とかセミナー会場代とか、法人の登記とか、色々お金がかかりますよね?」
もし専用のサイトが必要なビジネスの場合、
WordPress(無料でブログ作成できるソフトウェア)がセットで月々1,000円くらいから
独自ドメインでサイトを立ち上げる事ができます。
ちなみに、このページもWordPressでセコセコ作ったものです^_^
また、セミナー会場も第三セクターやカルチャーセンター、
文化センターのような公共施設であれば、
1時間1,000円程度で会議室を借りる事ができますね。
ちなみに僕は今のところ個人事業主で、
税務署に開業届けを出しているだけで開業経費はゼロ円です。
まずは足下を固めましょう
僕の意見としては、
ひとりビジネスで起業する前にお金をかけるべき部分は、
自分の強みとなっているスキルをさらにアップするための教材やプログラム、
コーチやコンサルタントにお金を投資するということ。
それ以外は、
投資ではなく浪費になるケースが多いようです。
広告への投資も、ビジネスがきちんと仕組み化されていなかったり、
ターゲットが絞れていないと、単なる浪費になるケースが多いです。
ただ、これらのについては、別の機会に詳しく書いてみます。
いずれにしても、いま会社員の人が、これからひとりビジネスで独立起業を考えているなら、
全くの無収入状態でも最低1年間は今の生活を維持できるか?
これが、最低でも確保しておきたいラインでしょうか?
起業して数ヶ月後に、
あまりのストレスから身体を壊すなんて人の話もよく耳にします。
仕事ができない間は無収入です。
こうしたリスクもしっかりとおさえた上で、
会社に勤めているうちに起業の土台作りをしておきましょう。
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