こんにちは、
心と言葉を科学し、なりたい自分へのブレイクスルーを巻き起こす。
人やチームのポテンシャルを引き出し『価値』を高める、ブレイクステート代表 メンタルトレーナーの吉田です。
私たちは、失敗からとても多くのことを学びます。
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そこにはポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。ポジティブな学びであれば、それを次の挑戦に積極的に活かすためのリソース(資源)となりますが、ネガティブな学びは将来の可能性に対して「制限となるビリーフ(信念)」を生み出すことがあります。
とは言え、多くの場合、失敗と認識したことについてはついネガティブな反応をしてしまいがちです。
「やっぱり、自分には無理だったんだ」「◯◯さえなければ、、、」「◯◯さえあれば、、、」という具合ですね。ですが、ネガティブだからこそ、実は多くの学びを得ることができるのです。
今回は、そんなネガティブ思考だからこそ失敗からポジティブに学ぶためのエッセンスについてです。
ネガティブ思考が計画策定に必要なワケ
私たちは、何かをはじめようとするときに、できるだけ細心の注意をはらって結果をコントロールしようとします。ともすれば頭でっかちなくらい慎重になったりします。
ですが、残念ながら私たちは結果を全てコントロールすることは出来ません。想定外の何かがいつ突然起こるかなんて、誰もわからないのです。
ここで、この数日間にどれくらい想定外のことが起きて、当初の計画を変更しなければならなかったか思い出してみて下さい。
「天気予報では晴れなのに雨に降られた」 |
きっと、あなたにも色々な想定外の出来事が起きていると思います。あなたにとってポジティブなこともあれば、ネガティブなこともあるでしょう。
こう書くと、「そんなに想定外のことばかり起きるなら、最初から計画を立てるだけムダでしょ?」と思うかも知れませんね。
ここで言いたい事は、想定外の出来事が起きることで、思わぬ壁にぶちあたったり、挑戦しても計画通りうまくいかなかったりするのは当たり前ということを、あらかじめ「想定しておく」ということです。つまり「失敗した場合も想定しておく」ということですね。
こういうことを考える際には、ネガティブ思考がとても役立ちます。
「◯◯が起きるのではないか?」「◯◯がダメになるのではないか?」「◯◯になったらどうしよう?」という具合です。
これは、失敗した時の心のダメージを和らげるという意味もありますが、なによりも事前に失敗の可能性を潰す事ができるということです。ネガティブ思考だからこそ、色々な可能性に気づくことが出来るワケです。
このように、何か物事を計画したりする際には、ネガティブな側面を考えておく事がとても大切なのです。
何かを決めたなら、「出来る」「成功する」というポジティブ思考はとても大切です。ただ、計画を立てる段階ではそれだけでは視野が狭過ぎるのです。物事には必ず「裏と表」があるので、どちらか一方だけではなく両面も考えると言うことが大切です。
ここまでが、ネガティブ思考だから役立つ計画策定、目標策定のエッセンスです。
これまでの経験を振り返ってみる
次に、あなたがこれまでに起きた失敗や間違いからポジティブな学びを深めるためのエッセンスを導き出す質問をいくつか用意してみました。これまでの経験を振り返りながら、静かな場所で少し考えてみましょう。
1、これまでにあなたが失敗や間違いを経験した出来事をあげて下さい。 2、そこから得たポジティブな学びはなんですか? 3、そこから得たネガティブな学びはなんですか? 4、2と3の答えで、どちらが多いですか? 5、1であげた出来事で、再度、挑戦したことはありますか? 6、それに再び挑戦しようと思った理由はなんですか? 7、4で答えたものの中で、最終的にあなたが望む結果を得たものはありますか? 8、1であげた出来事で、二度と挑戦していないことはありますか? 9、もし挑戦するとしたら、次はどんなふうにしてやればうまくいくと思いますか? |
いかがでしょうか。
ポジティブとネガティブとどちらの学びが多いですか?
今回は、ポジティブな学びは取りあえず置いて、3番の「ネガティブな学び」をポジティブな学びに変える方法についてです。これが多ければ多いほど、実はより多くの学びを得るチャンスなのです。
ネガティブな学びから始めよう
例えば、次のようなネガティブな学びがあったとします。
「大勢の人前では二度と話しはしないほうがいい」 |
このような学びは、将来の行動を制限してしまう信念になり兼ねないものですね。
もし、このようなネガティブな学びを変えたいとするなら、
「もし、あの時(失敗と認識した出来事)に戻ることができて、自分に何の制限もないとしたら、どうやるだろう?」 「あの時、他に何か打ち手があるとしたら、それは何だっただろう?」 「もし、また同じ事をする場面になったとしたら、次はどうやればうまくいくだろう?」 |
こんな具合です。
このように、これまでネガティブな学びとして認識していたものに対して、あえて「仮定の質問」をすることで、次の挑戦に向けたポジティブなリソース(資源)を創り出すことができるようになります。
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私たちは起きてしまった出来事をコントロールすることは出来ませんが、その出来事に対する意味付けや、学びの活かし方、出来事に対する感情や反応をコントロールすることは出来ます。
そもそも、出来事や経験には「成功」や「失敗」があるのではなくて「フィードバック」があるだけなのです。望み通りのフィードバックが得られたら「成功」と認識し、あてが外れたら「失敗」と認識しているということですね。つまりどう認識するかの選択はあなた次第ということです。
ネガティブな学びは、ついつい「封印」してしまうケースが多いのですが、実はそれこそがポジティブな学びを得る「種」だったりします。
過去に「失敗した」と思っている出来事が生み出している意味付けを、ポジティブなものにするだけで、あなたは新しい強力なリソース(資源)を手に入れる事ができるのです。
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