こんにちは。
仙台のメンタルトレーナーの吉田です。
今回は問題を無意識に生み出しているメンタルブロックを外すヒントについての
お話ができればいいなと思ってます。
・職場の人間関係の問題
・親子関係の問題
・夫婦関係の問題
・恋愛関係の問題
私たちは人生の中で、色々な問題を抱えます。
そうした問題を、ときに私たちは相手側(環境)から一方的に問題を押し付けられて
いるように感じたり考えたりします。
ですが、実は私たち自身が、なんらかの目的を達成したいがために、知らず知らずの
うちに問題を生み出していることが多いということに気づかされています。
例えば、
もっと親に注目してほしい、構ってほしいという目的のために、お子さんがおね
しょをしてしまう。
親から愛されていることを確認するために、あるいは逆に、愛されていないこと
を確認するためにわざと万引きしてみるとか自分を傷つけてみるとか…。
こんな風に、いろいろな問題の裏側には、なんらかの無意識の目的があって、それ
がメンタルブロックになって、環境を変えても同じ問題を生み出し続けてしまって
いることって本当に多いんです。
そこで、今回は悩ましい問題を生み出している無意識のメンタルブロッックを意識的
に外していく方法をご紹介します。
無意識のメンタルブロックを外す5ステップ
これから紹介する方法は大きく分けると5つのステップになります。
実際に紙とペンを用意してやってみてください。
<無意識のメンタルブロックを外す ステップ1>
現在、なんからの悩ましい状況を生み出している「問題」を一つ特定する。
(例)
仕事でわからないことがあっても周りの人に聞けなくて、仕事が滞り怒られてし
まう
<無意識のメンタルブロックを外す ステップ2>
特定した問題と答えに対して「どうして?」で5回掘り下げる。
(例)
1回目:どうして仕事でわからないことがあっても周りの人に聞けないのだろう?
答え:自分が本当は仕事を知らないことを周りの人に知られたくないから
⬇︎
2回目:どうして本当は仕事を知らないことを周りに知られたくないのだろう?
答え:バカにされそうだから。恥をかきたくないから
⬇︎
3回目:どうしてバカにされたり恥をかきたくないのだろう?
答え:これ以上傷つきたくないからら
⬇︎
4回目:どうして傷つきたくないのだろう?
答え:傷つくと落ち込んで立ち直れそうにないから
⬇︎
5回目:どうして落ち込んで立ち直れそうにないのだろう?
答え:何かと自分を責めてしまう癖があって、落ち込んだ自分も責めて余計に落ち
込んで長期化するから
<無意識のメンタルブロックを外す ステップ3>
ステップ2で答えた5つ全てに対して、
「その代わりにどうしたいの?」
「その代わりにどうなりたいの?」
「その代わりにどうして欲しいの?」
などを質問する。
※これらの答えが問題を生み出している無意識の目的です。
(例)
自分が仕事を知らないことを知られる代わりに、本当はどうなりたいの?
答え:本当はバリバリ仕事ができる人に見られたい。仕事ができる人のように振る
舞える自分でいたい。
バカにされたり、恥をかく代わりに、本当はどうしたいの?
答え:人から認められたい。もっと評価されたい。
<無意識のメンタルブロックを外す ステップ4>
ステップ3の各答えに対して、「◯◯にならなくても大丈夫」というフレーズに書き
換える。
(例)
本当はバリバリ仕事ができる人に見られたい。仕事ができる人のように振る舞いたい。
↓ ↓
私はバリバリ仕事ができる人に見られなくても大丈夫
仕事ができる人のように振る舞えなくても大丈夫
<無意識のメンタルブロックを外す ステップ5>
書き換えたものを声に出して、違和感を感じなくなるまで何度でも言ってみる。
こんな具合です。
もっと心を柔らかくしてみよう
ステップ3の答えの中に、自分自身にブレーキをかけてるものが沢山あるはずです。
そうしたブレーキが自分の中にあることを否定するのではなく、優しく「大丈夫」
と受け入れてあげると「もう手放してもいいか~」と手放しやすくなりますよ!
最初は抵抗感があるかもしれませんが、何度か声に出しているうちに、ふっと心が
軽くなる感覚を持てると思います。