ありたい自分の実現を応援するメンタルトレーニング

『ネガティブな自分』と上手に付き合うコツ こんな自分がイヤだと思ったときに読む記事


 

こんにちは、仙台のメンタルトレーナーの吉田です。

 

突然ですが、あなたは自分の中に何人かの自分がいることを感じることは

ありませんか?

・自分を叱責する自分

・自分を鼓舞する自分

・自分を否定する自分

・自分を制限する自分

etc…


自分をプラスの方向に連れて行ってくれる「自分の中の自分」との共存は

容易いと思うのですが、自分をネガティブな方向に連れていく「自分の中

の嫌な自分」との付き合い方に悩んでいる人は少なくありません。

 

ネガティブループにはまってしまうシンプルな理由

 

「どうして自分はいつもダメなんだろう…」

「もし◯◯になったらどうしよう…」


こんなふうに、頭の中でネガティブループにはまってしまい、動けなくなっ

てしまっている人は、「こんな自分じゃダメだ!」と自分を責めているケース

が本当に多いです。

 

実は自分の中のネガティブな自分を克服しようとすればするほど、制圧しよう

とすればするほど、結果として余計にネガティブな思考が拡大してしまうのです。


なぜなら、ネガティブな自分を克服しようとしている時、自分の中のネガティブ

な面、ダメな面ばかりにフォーカスしているからです。


 

例えば、


「もっとポジティブに考えなきゃだめだ」
   ↓

「よし、今度こそポジティブ思考の習慣を身につけるぞ!」
   ↓
「でも、、もしも失敗したらどうしよう、、またネガティブな毎日が、、、」
   ↓
「あ、またネガティブなことを考えてしまった!どうして自分はいつも
 こうなんだろう?」
   ↓
「もしかすると、過去の◯◯のせいだったり、△△のせいだったり…」
   ↓
「あ、またネガティブなこと考えている」
   ↓
「やっぱり自分はネガティブ思考だ」
   ↓
「もっとポジティブに考えなきゃだめだ」
   ↓
「でもやっぱり…」


こんなふうにグルグル思考にハマってるって感じです。

 


ネガティブな自分をなんとかして制圧してやろうと頑張って、実際に、

制圧できたとしても、それは一時的なものです。

制圧されたネガティブな自分は「いまに見ていろ!」と、虎視眈眈と日の

目を見る機会を狙っているのです。

 

ですから、ネガティブな自分がいるなら、そのネガティブな自分を受け入

れて、そんな自分でも大丈夫なんだと思えるように自己受容を進めていくの

が効果的です。

 

それではここで、自分一人でできる自己受容を加速させていく簡単な方法

をご紹介します。

 

 

ネガティブな自分を受容するコツ その1「リフレーミング」

 


ネガティブな自分を受け入れようとする(許容・受容する)ときには、どう

しても「そんなの無理!」と無意識に抵抗感が生じることがあります。

そんなときには、ネガティブな状態のままではなく肯定的な解釈に変換して

から受け入れていくようにすると自己受容もしやすくなります。

これを「リフレーミング」と呼びます。

 

例えば、

「ネガティブな自分でもいいじゃない! 

 それって自分のことを深く考えていってことだよね」

 

「ネガティブな自分でもいいじゃない!

 それって自己成長意欲が高いってことだよね」

 

「ネガティブな自分でもいいじゃない!

 それってポジティブな人をよりポジティブに際立たせることに

 貢献しているってことだよね」

 

という具合に自分が受け入れやすいような解釈に変換(リフレーミング)

ながら受け入れていくということです。


 

ネガティブな自分を受容するコツ その2「おかげさまで」

 

自己受容をスムーズに進めていくコツの2つ目は「おかげさまで」という

フレーズを使って、ネガティブな自分だからこそ役に立っていることや、

得していることを列挙してみるのです。

 

例えば、

 

・私は自分のことが嫌いだ。そのおかげで、自己成長しようと努力している。

・私は自分のことが嫌いだ。そのおかげで、人のいい部分を見ようとしている。

・私は自分のことが嫌いだ。そのおかげで、同じように自分のことを嫌っている

 人の心の痛みがわかる。

 

こんな感じで、ネガティブな自分がいるからこそ、あなたに役立っていることを

どんどん思いつく限り列挙してみるのです。


これは多ければ多いほどいいです。

「創作」もありです。


どんどん書き出していくと「まあ、確かにそういう面では役立っている部分も全

くないとは言えないかな」と、少しずつ心が柔なくなって受け入れ態勢を整え

ることができるようになります。


 

自分のネガティブな部分を、素直にそのまま受け入れることができればいいですが、

なかなか受け入れられない場合は「こんなふうに役立っている部分もあるのだから、

まあいいか!」と割り切ることで受け入れてみるのです。

 

 

オススメしないのは「いつから自分はこうなったのだろう?」と考えて、

原因となるトラウマ的なものを「創作」してしまうことです。


 

私たちは物事に意味づけ、理由づけせずにはいられない性質を持っているので、

例え事実ではなかったとしても、もっともらしい原因を創作してしまいます。

そして、架空のトラウマを自分で創りだしておきながら、今度は、そのトラウマ

に苦しめられるというケースも実は多いのです。


そもそも、問題の原因がわかったからといって、その問題が解決するとは限りません。


ましてや創作したトラウマのせいにした時点で自己受容からさらに遠ざかってしまいます。

まずは、自分の中にいる嫌な自分を受け入れてみましょう。

あるいは開き直って割り切ってみましょう。

 

自分の中にいるネガティブな自分を否定して、ぐるぐる思考になっている時、

是非やってみてください。
 

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