こんにちは、仙台のメンタルトレーナー吉田です。
・周りに嫌な人がいる
・イライラさせられる人がいる
・人間関係が上手くいかない、しんどい
こうしたお悩みを抱えているとき、
それは自分自身の抑圧された感情が相手に投影しているからかもしれません。
今回はそうした自分の中にある抑圧された感情に気づき、
それを手放すコツについてです。
※こちらの記事も参考にしてください。
抑圧している自分を無意識に相手に反映してしまう心の動き『知覚は投影』
無意識の抑圧が投影を生み出している
僕の例を一つ挙げますね。
僕は以前、物怖じせずに自分の意見を表明する人が苦手でした。
その人は自分の考えをただ素直に言っているだけなのに、
「わがままな人」という解釈、思い込みをしていました。
なんて図々しい奴だくらいに思ってました。
そして、そういう人を見るとかなりイライラしてました。
これは僕の世界観では「自分の意見を素直に言う人イコールわがままで嫌な人」
ということになります。
そういうビリーフ(思い込み)を持っていたんです。
そして、そういうビリーフを持っていると、
自分はわがままで図々しくて嫌な人と思われたくないので、
意識的にも無意識的にも、
人に対して自分の考えをズバッと言うことを避け無意識に抑え込みます(=抑圧)。
自分の意見や考えを抑え込むとどうなるかというと、
周りに合わせたり、周りに流されたり、主体性を失ったり、
過度な気遣いで神経をすり減らすことになります。
自分らしさからどんどん遠ざかっていくのです。
だから、他人から見たら、おとなしい人であり、
従順で優しい人だと思われていたと思います。
でも、本質では自分の意見をグリグリ言いたいんです。
なぜって、自分の考え、意見を言えばそれだけでスッキリするじゃないですか^_^
言いたいことは吐き出した方がメンタル的にもいいですしね。
本心は「自分の考えをどんどん自由に表現したい」、
でも「それは、わがままで図々しくて嫌な奴」という無意識のルールがあるから、
それができずに心の中にどんどん吐き出せない思いを溜め込んでいきます。
すると自分の意見を素直に口に出す人を見ると、
「自分は我慢しているのにどうして?」と抑え込んだ思いが相手に投影されて、
イライラし怒りが湧いてくるわけです。
ネガティブなビリーフ(思い込み)が自分を苦しめている
さて、私を苦しめていたものは一体何だったのでしょうか?
それは「自分の意見を言うことイコールわががままで図々しい奴」という思い込み、
ビリーフですね。
このビリーフさえなければ、意見を言いたい時には好き勝手に言うし、
言いたくないなら言わないというふうに自分らしく自由にできるわけです。
自分の意見を口に出すことは相手に押し付けること、
つまりわがままで図々しいことだと思っていたので、
そういう人は嫌われると思ってましたから、
嫌われたくないので意見を言うことを我慢する方を選ぶわけです。
そうやって自分を小さな箱の中にぎゅーっと押し込めていたんです。
「自分の意見を言えばわがままで図々しい嫌な奴と思われる」
こうしたストーリーを信じていれば自分の意見を口に出すなんてことはできないですよね。
だったら、そのビリーフ(思い込み)を変えればいいじゃないかってことなんですが、
このビリーフは自分にとっては正しいと信じきっちゃているので、
これを変えようとは思わないんです。
それどころか、自分の中にこう言うビリーフ(思い込み)があることにすら気づいていませんでしたから。
それくらい自分にとっては当たり前、常識だったんです。
では、どうやって気づけたのかということなのですが、
それはイライラする理由を自己分析したおかげで気づけました。
では、簡単に一人でできるやり方を紹介しますね。
ネガティブなビリーフに気づく簡単な方法
1、イライラする人を特定します
2、何が自分をイライラさせるのかを特定します
3、なぜその行動にイライラするのかを書き出します
4、書き出した理由を一つずつチェックします
チェックするポイントは
「それは自分以外の誰にとっても絶対にイライラすることか?」
「本当は自分がそうしたいんじゃないか?」
という観点からチェックすることです。
すると面白いことに、
ほとんどが自分もできるならやってみたいことだらけだったり、
自分だけの勝手な思い込みだということに気づけます。
それに気づければ相当強い思い込み以外は自然と緩やかに外れて、
他者のそうした行動にもイライラしなくなります。
一度、やってみてください。
どうしてもネガティブなビリーフが外れないという方は、
パーソナルミッションを受けてみることをお勧めしますよ。
例えば、
・どうしても人見知りが強い
・どうしても人前で緊張して話せない
・どうしても赤面したり大量に顔から汗が出る
・どうしても本番で実力を発揮できない
こういうお悩みを抱えている方にはお勧めですよ。
もっと自分らしい自分で人生を謳歌してみませんか?
それではまた!