こんにちは、メンタルトレーナーの吉田です。
今回は、仕事に行くのがつらいと思ったときに、
とりあえず試してみるといいかもしれない対処法を紹介します。
「とりあえず…」と書いたのは、
人それぞれ「つらい」と感じる背景や状況が違うからです。
人間関係のせいなのか…
家庭やプライベートのせいなのか…
仕事そのもののせいなのか…
職場の何らかの環境のせいなのか…
出勤するとクレームなど避けたい何かが待っているせいなのか…
もしかすると、
単純に寝不足のせいだったり…
二日酔いのせいだったり…
花粉症のせいだったり…
未解決の家庭の問題のせいだったり…
大好きな人にフラれたせいだったり…
こんなふうに、
人それぞれ「仕事に行くのがつらい」と感じる背景や状況が違うので、
「とりあえず…」ということですね。
なお、これからご紹介するのは、
すでに何らかの身体的な症状「吐き気」「震え」「幻聴」「幻視」など、
日常生活に支障をきたすような症状が出ている人向けに書いているものではありません。
また、パワハラやセクハラの被害に合っている人向けに書いているものでもありません。
この記事は、
「なんとなく行きたくないな…」ふと意味もなくこう思った方が、
「とりあえず行ってみようかな…」と思うようになる方法をご紹介するものです。
と言うのも、
はじめは「なんとなく…」からスタートするものが多いんです。
まずは試してみる価値はあると思いますよ。
なんでもそうですが、
早め早めに手を打っておかないと、
おいおい面倒なことになったりするんですよね。
では、いってみましょう。
仕事に行くのがつらいと思ったとき「とりあえず」の対処法その1
私たちは、無意識に「作話(さくわ)」をする特性を持っているようです。
「人は感情で決定し、論理で正当化する」とはよく言ったもので、
仕事に行くのがつらいと思ったきっかけが、
実はただの「二日酔い」だったとしても、
それが理由では社会通念に反すると感じるので、
それ以外の、もっともらしい理由を簡単に作り出してしまうのが私たちなのです。
だとするなら、
「行きたくない」という理由が「作話」なのかどうなのか、
まずはセルフチェックしてみるというのが
対処法のひとつ目ですね。
このとき、注意するべきポイントは、
「作話」を「真実」と思い込んでしまう特性も
私たちは持っているという点です。
「作話」と「真実」を見分けるポイントは、
「第三者が見たり聞いたときにも事実と言えるかどうか?」
それと、「絶対、100%本当にそう言い切れるのか?」
これを一旦、自分の中で考えてみるといいかもしれません。
「どうも作話だな…」
こう思うのなら、まずは立ち上がって、
部屋のカーテンを全開にしたら、
作り笑顔でいいので、
笑顔を作って上を見上げて大きく背伸びをしましょう。
そして、そんままのポーズで、
「仕方がないから仕事に行ってやるか!」
と5、6回言ってみましょう。
もし、スペースがあるなら、
「仕方ないから仕事に行ってやるか〜」と
スキップしてみるのもオススメです。
きっとガラッと気分が変わるはずですよ!
仕事に行くのがつらいと思ったとき「とりあえず」の対処法その2
そもそも「仕事に行きたくない…」というのは、ちょっと一般化しすぎのようです。
どういうことかと言うと、「仕事に行く」ということを分解すると、
色々な要素があるはずなんです。
例えば仕事にいくということを考えるとき、
・そもそもベッドから出たくない
・着ていく服がきまらない
・ご飯を食べたくない
・通勤経路を歩きたくない
・通勤電車に乗りたくない
・エレベーターに乗りたくない
・職場の「あの人」に会いたくない
・「あの仕事」をしたくない
などなど…
もっともっと細かく分解できるはずですが、
こんな感じで「どれが自分にとって一番苦痛なのか?」を
まずは分離化&特定化してみるということ。
つまり、とりあえずの対処法その2としては、
「具体的に何があるから嫌なのか?」を整理整頓するということですね。
なぜなら、
その特定の何かさえクリアーできれば「実は問題ない」というケースが
案外多いと感じているからです。
つらい部分がピンポイントで特定できると、
解決方法や対処方法も見つけやすくなりますからね。
「いかなる問題も、それをつくりだしたときと同じ意識によって解決することはできない」
アインシュタインはこう言ってます。
「仕事に行くのがつらい…」といった過度に一般化された意識状態から、
別な意識レベルで考えてみると、
「ああ、、、 別に仕事に行くのがつらいのではなくて、◯◯だけが嫌なんだなあ、、、」
こんなふうに思えたりします。
すると、また気分もちょっと変わってくるのではないでしょうか?
仕事に行くのがつらいと思ったとき「とりあえず」の対処法その3
仕事に行くことを考えるのではなく、
仕事が終わった後のことを考えてみてはいかがでしょうか?
例えば、
・飲み会
・ジム
・大好きなラーメン
・デート
・映画
・スパ
・整体、マッサージ
あなたの好きなものなら何でもいいです。
対処法その3は、「仕事にいくこと」をゴールにするのではなく、
「仕事の先にあるもの」をゴールに設定するという、ある意味「荒技」です。
この方法は、実際に僕がしょっちゅう使っていたものです(笑)
言い換えると、仕事の先に自分へのご褒美を用意しておいて、
そっちにフォーカスをずらすってことですね。
行きたくないと思うとき、すでに被害者意識が、、、
身も蓋もない話ですが、
本当に行きたくない何かがあるなら、
行かなければいいんです。
って言うと、
「それができないから困ってるんじゃないか!!!」
と怒られそうですが、
世の中に仕事は無数にあるんです。
嬉しいことにこの国では、
職業選択の自由もあります。
そんな中で「仕事に行かなければならない」とMUST思考で考え辛いと思う時、
それはもしかしたら責任感や使命感からくるものではなく、
やらされ感や義務感、、、
言い換えるなら「被害者意識」によるものかもしれません。
「いつでも辞めてやる!」
こんなふうに開き直ってみるのもいいのですが、
オススメは仕事のどの部分でもいいので、
「情熱を傾けられる何か」を明確にしておくといいと思います。
どうせなら営業力を徹底的に磨いてやろう
どうせなら交渉、調整力を徹底的に磨いてやろう
どうせならマネジメント力を徹底的に磨いてやろう
こんなふうにして、
「仕事全体ではなく、仕事を構成する要素の一部分」に特化して、
あなた自身を高めるような目標を設定しておくのです。
私たちは「目標思考性」を持っているので、
目指すゴールが明確になっていると、
それだけでもモチベーションがぐっと高まります。
逆に目標がないと、
どうしても「被害者意識」を持ちやすくなります。
転職サイトに登録して、あれやこれや比較したり、
仲のいい友達に仕事の愚痴を言うのもいいのですが、
そもそもの動機が「現実逃避」からきている場合、
いくら環境を変えてもまた同じ状態を繰り返してしまう傾向があります。。。
ですから、まずは「とりあえず」出勤してみる。
それと「小さな目標」を設定してみる。
ぜひやってみてください。
追伸
頭の中に自然と湧き上がってくるネガティブなことを悶々と考えていると、
どんどんネガティブワールドにはまってしまいます。
こうした、とめどなく湧き上がる思考を止め、
毎朝、たった3分間でいいので、ただただ呼吸だけに意識を向ける時間を持ってみましょう。
お休みの日には、もう少し長めに瞑想してみると、
心も頭もリセットされるのでとてもオススメです。
また、
こちらの記事も参考にしてみてください。
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