こんにちは^_^
今日もワクワクしてますか?
人生のリーダーシップを高め、毎日ワクワクしながら自分の力を信じてグイグイ前進することをサポートする、仙台のメンタルトレーナー吉田こうじです。
あなたは「変わりたい!」と思ったことはありますか?
「もっと◯◯のようになりたい!」
「もっと◯◯ができるようになりたい!」
「もっと…」
そう思ったことがある人なら、きっと本やセミナーなどで自己啓発に励んでいることでしょう。
でも、現実はどうですか? 理想の自分に変化を起こせていますか?
「勉強しているのに、なぜか変わらない…」そう感じているなら、今回の記事は役に立つでしょう。
あなたにとって一番違和感のあることをやりましょう!
ズバリ結論からいきますが、本気で変わりたいと思うなら、本にしてもセミナーにしても、あなたが学んだ中であなたにとって最も「違和感のあること」にチャレンジしてみてください。
「そんなの絶対に無理!」「それはありえない!」
そんなふうに思ったものの中にこそ、実は変化するための大きなヒントがあるのです。
私たちは本能的なレベルで「現状を維持したい」という安楽の欲求を持っています。いまの生活に何らかの不満を持っていたとしても、その状態に変化を起こすことには、無意識がすごい抵抗をするのです。
とりあえず昨日まで生きてこれたのであれば、同じやり方さえ繰り返していれば今日もなんとか生きれるますよね? だから、いまの自分のままでいいと思いたいし、いまのままでいいんだよと言って欲しい…。
そこで、多くの場合、どうにかして「いまの自分を変えずに、なんとか現状を変える方法はないだろうか?」と、アンテナを張り巡らせ、そのアンテナに引っかかったものにヒョイと飛びついてしまうのです。
こうした思考と行動の典型的な事象が「ノウハウコレクター」ですね。
「楽に稼ぐ」ことに執着し続けるせいで、余計になんの変化も起こせない自分自身に苦しみを生み出しているという矛盾した状態に気づかないまま泥沼にはまっていくのです。
ここで「変化したいと言いつつ、実は変化を拒んでいる」という私のクライアントの方の事例を紹介しましょう。
※わからないように場面設定は変えています。
職場の人間関係の悩みを抱えたクライアントの方がいました。このクライアントの方を仮に鈴木さんとしましょう。
鈴木さんはチームリーダーを任されていて、色々な案件の決裁を役員にもらいにいく立場の方あのですが、その役員がかなり手強いようで…。「こんな書類にはハンコは押せない」「この忙しいときに、こんな面倒臭い書類を持ってくるな!」と、半分、罵倒されるような状態で全く仕事が進まなくてかなり悩んでいました。
しかし、鈴木さんよりも上の立場の人が役員に書類を持っていくと、その役員はニコニコとハンコを押すのです。鈴木さんは「自分は役員から嫌われているのでしょうか? いつまでも上司を頼っていてはリーダー失格です…」と頭を抱えています。
そのときの会話を簡単に書いてみますね。
吉田「では鈴木さんの上司の方と一緒に書類を持って行って、その場で役員に、なぜ鈴木さん一人の場合だとハンコ押してくれないのか聞いてみたらいかがですか?」
鈴木さん「それは絶対にできません。そんなことしたら役員の逆鱗に触れてしまいます」
吉田「だったら、もっと上の役員、例えば専務さんとか常務さんとかに、指導してくれるようにお願いしてみたらどうですか?」
鈴木さん「そんなことしたら、その役員の目の敵にされてしまします。それはできません」
吉田「じゃあ、直接書類を持って行かないで、メールとか回覧とかなんでもいいのですが、直接手渡ししないような方法をとることはどうですか?」
鈴木さん「書類は直接会って、説明した上でハンコをもらわなければならないので、それも無理です。やっぱりもう八方塞がり状態なんです…」
とのことですが、果たして本当に八方塞がりなのでしょうか?
変わりたいならなんでもいいからやり方を変えよう
僕に言わせれば、まだまだやれそうな選択肢は無数にあると思うのです。
ただ、鈴木さんの中では「これだけは絶対に無理!」という無意識のブロックが沢山あるので、そのブロックに引っかかったものは選択肢として見えていないだけなのです。
いまと同じやり方を続けていたとしても、残念ながら結果は変わりません。結果を変えたいなら、その結果を生み出している原因(プロセス)を変える必要があります。にもかかわらず、そのプロセスに対して「絶対に無理」と言っていては、いつになっても変われっこないのです。
私たちは誰もが本質的に、ありのままの自分に価値があります。
しかし、注意しなければならないのは、不安や恐れで心が満たされているとき「ありのままの自分でいいんだよ」というやさしい言葉が、麻薬のように変化したい自分の心を麻痺させ停滞させてしまうのです。
そもそも「ここから抜け出したい」「いまの自分を変えたい」こうした行動には、猛烈な無意識の抵抗が生まれます。ですから「いまのままでいいんだよ」という言葉が、自分自身への「誤魔化し」「その場限りの慰め」になっていないか、十分注意が必要です。
一方で、自分の心が豊かさや安心などで満たされているとき「いまのままでいいんだよ」という言葉は、まるで空気のように当たり前に感じます。当たり前すぎて意識できないくらいです。逆に「もっと変化してみたい」と切望するかもしれません。
ですから、あなたが変化したいと本気で望んでいるなら「いまのままでいいんだよ」という言葉に安心や癒しを感じるのではなく「ありえない」「絶対に無理」という方向のものにチャレンジしてみることをお勧めします。
これはなにも、” いま ” を否定するものではありませんよ。” いま ” に感謝できているからこそ、さらに高みに向かって進もうとするものですからね。
変化したいと思うなら、自分を変えずに環境を変えるのではなく、自分が有り得ないと思っていることに飛び込むことで自分にブレイクスルーを起こしましょう!
この記事が、あなたのビジネスや日常生活において、何らかの気づきや学びに役立ったらポチッとお願いします。