こんにちは^_^
仙台のメンタルトレーナー&心理カウンセラー吉田です。
研修の仕事で年間4,000名のビジネスパーソンの方々とお話させていただいてると、
うまくいっている人に共通する色々なパターンが見えてきます。
そこで今回は、会社で早いうちからメキメキ頭角を現わす人に共通する3つの特徴について紹介します。
もしかしたら、かなり「ブラック」と思われるかも知れません。
「ワークライフバランスって言葉を知らないのか?」
と思われるかも知れませんが、これから書くことは、
あくまでも私から見たら真実はこう見えてますよってだけの話です。
では本題に入りましょう。
特徴その1 仕事バカの時期がある
突出する人は、ある時期に仕事中毒・仕事バカと言えるくらい、猛烈に仕事をしています。
就業規則なんか「クソ食らえ!」くらいの勢いです。
いい悪いは別にして、メキメキ頭角を表す人は、
ある時期、仕事バカ・仕事中毒状態になって、
経験量からしか得られない「質」を手に入れているのです。
だからこそ、机上のノウハウだけの人たちの中から頭ひとつ以上抜け出せるんですよね。
勘違いしていただきたくないのですが「命令されたから」仕方なく仕事しているのではなくて、
「やりたいことがあるから」喜んで仕事しているんです。
ですから残業命令のない自主サービス残業だったりします。
これを式に表すと、
「 やりたい気持ち × 圧倒的な仕事量 = 頭角を現わす人 」
こんな感じになります。
この式は、あらゆる業界にあてはまるのではないでしょうか?
仕事って「情報知識」「ノウハウ」も大切ですが、
やってみないと結果がわからないものばかりだったりします。
繰り返し行動してみてフイードバックを得ながら、
はじめて勘ドコロやコツを掴めるワケです。
ですが、
イヤイヤ仕事をしている状態では、
いくら圧倒的な仕事量をこなしていたとしても、
身になる部分が薄いのです。
「吉田さん、そうは言っても希望していた仕事じゃないし…」
もしかしたらそう考える人がいるかも知れません。
それって、すごく勿体無いこと。
別に嫌いなものを無理やり好きになれって話ではありませんよ。
そうではなくて、
今の仕事の中に好きにつながる要素って本当にひとつもありませんか?
って事が言いたいんです。
例えば、Aさんは、保険営業の仕事でいい成績を出していて、
これから益々頑張ろうと思っていた矢先に法務部門に配属され、
毎日、膨大な量の約款書類と格闘する日々が始まりました。
配属されて2ヶ月も経たない頃に「転職しようと思うのですが…」と相談に見えました。
それがAさんとの出会いです。
Aさんの会社では人事異動の周期は概ね3年から5年程度で、
配属替えがあったばかりで自己都合で異動をさせてもらうなんて無理とのこと。
「この仕事で3年なんか到底我慢できません…
私は営業が大好きで、営業だからこそ自分の能力が発揮できるんです」
こう話すAさんは、凄く苦しそうでした。
ですが、このAさん。その1ヶ月後には、喜んで仕事中毒状態になってました^_^。
そして1年後には、法務のエキスパートとして
新商品開発の法務面でプロジェクトリーダーになったのです。
なぜ、やりたくなかった仕事にも関わらず、
Aさんは仕事中毒と周りから言われるくらいになっていったのでしょうか?
それは、今の仕事の中に、
本当に好きな仕事の要素を見つけ出したからです。
ここで言う要素って「価値基準」とか「仕事の目的」って言い換えてもいいでしょう。
もちろん、仕事をしている内に好きな部分が拡大していくということも起きます。
「自分でもできるんだ」と思える仕事が増えれば増えるほど、
好きになることができたりしますからね。
メキメキ頭角を現わす人は、
その仕事が好きな理由
やりたい理由
仕事の魅力
を進んで探してます。
そして機会あるごとに言葉として語ります。
いわゆる自己洗脳を意図的に繰り返してるのです。
だからこそ圧倒的な仕事量を喜んでこなし、
その中からしか得られない「質」を身につけていくのです。
同じことをただ何年も繰り返している人と、
やりたいことに向かって全く違う畑にチャレンジし続ける人とでは、
数年後の成長度合いは雲泥の差になっているでしょう。
特徴その2 打たれても出る杭になる時期がある
メキメキ頭角を現わす人は
「あいつ随分生意気な奴だな!」と周囲から言われる時期を通過してます。
良い意味でも悪い意味でも目立ってるんです。
どんな状態で「生意気」と言われるかというと、
何も態度が悪いとか目上の人へのマナーがなっていないとか、
そういうレベルのことではありません。
慣習・前例踏襲を打ち破るから「生意気」って言われるんです。
つまり行動が革新的で、周囲が尻込みするようなリスクを取りに行くってことです。
誰でもできることを誰でもするように行動している内は頭角を現わすことは出来ません。
羊の群れの中の羊状態です。
皆で仲良く横並びで成長しましょうという思考は
「敵を作らない」かも知れませんが、ずば抜けた評価もされません。
周りが嫉妬するくらい、周りが恐れを抱くくらい出る杭になってはじめて
「なんかすごい奴がいるらしいよ」と評判になるんです。
「ですが、目立つとすぐに叩かれるし…。私は叩かれたくないんです…」
これは何も「自ら敵を作りましょう!」と言っているワケではありませんからね。
進んで敵を作る必要はありませんが、
「誰とでも上手くやろうとする」といった、
仲良しこよし的な考えは綺麗さっぱり捨ててしまうってことです。
他の人が取りたがらないリスクを被る覚悟を持って突き進んでいく人は、
メキメキ頭角を現します。
叩かれても叩かれても突き抜ける行動をとり続けるから、
ある時、ブレイクスルーが起きるんです。
周りから圧倒的な存在として一目置かれるようになるのです。
特徴その3 相手を立てる度量がある
これは「出る杭になる」と矛盾を感じるかも知れませんが、
そうではないです。相反するものではなくて、しっかり両立できるんです。
どういうことかと言うと、
出る杭になって行動を起こす時は、当然、リスクが付き物です。
ですから、進んで協力しようと思う人は少ないかも知れません。
もし、あなたの行動がうまくいかなかったら、
周囲の人たちは「それみたことか!」と中傷してくるかも知れません。
そんな中でも出る杭となり続け、
苦労の末に結果を残せた時、あなたならどうしますか?
自分の功績を高らかと周囲にひけらかすでしょうか?
メキメキ頭角を現わす人は、そうはしません。
苦労して出した結果だとしても、その功績を「協力者のおかげ」として他者に譲るのです。
「吉田さん、それじゃあ評価されないじゃないですか!」
そんなことはないのです。
周りは誰が本当の立役者かは知っているものです。
出る杭になるのは行動を起こしている場面だけで、
いい結果が出たらそれは周囲に渡しちゃう。
もし、悪い結果が出たなら自分で背負って、
次にいい結果を出すための糧にする。
こうした度量を持っている人は、メキメキ頭角を現します。
「私の会社にも、部下の手柄を自分の手柄のようにしてしまう上司がいて困ってるのですが…」
そういう場合でも、どんどん上司の手柄にしてあげればいいのです。
「上司のご指導、ご鞭撻のおかげです」そうやって上司をたててあげればいいのです。
そうしながら「上司をあなたなしでは居られない存在」にするくらいの度量を持つってことです。
これはゴマすりとは全然違いますよ。
上司に恩を売るのとも微妙に違います。
どういうことかというと「仕事の裁量権(自由度)の範囲を拡大するための戦略的行動」ということ。
あなたの仕事の結果で上司が鼻高々になれるなら、
上司はあなたにどんどん裁量権を与えてくるはず。
つまり、あなたの自由度が高まるのです。
自由度が高まるから、さらに出る杭になりやすくなるってことですね。
まとめ
会社や職場の風土によって、できそうな部分や無理っぽい部分があるかも知れません。
ですが、無理っぽい部分にこそ、実はブレイクスルーのヒントがあったりするワケです。
みなが「それは無理だよね〜」という横並びの認識をしている項目にこそ、
突き抜けるヒントがあるんです。
「なんか、停滞しているな〜」そう思っているなら、
この3つの特徴を日々の仕事に少しでも取り入れてみてはいかがでしょうか?