こんにちは。
心と言葉を科学し、なりたい自分へのブレイクスルーを巻き起こす。
人やチームのポテンシャルを引き出し『価値』を高める、ブレイクステート代表 メンタルトレーナーの吉田です。
さて、
「目標設定が苦手なんです」
こうしたビジネスパーソンからの声って、案外多いです。
それも、自分のみならず、部下の目標策定も役割を担っている管理職の方にです。
ちなみに、
私のようにフリーランスで仕事をしている者にとって、目標(実現したい項目、解決すべき項目)がないということは、ある意味「廃業」を意味します。
「なんとか食べられればいいや」
「クライアントの方に言われてから動けばいいや」
こうした思考状態では、残念ながら人を惹き付けるような『価値』が生まれないからです。
『価値』を生み出せないということは、つまり『お金』も生み出せないとうことですね。
なので、結果として「廃業」になるワケです。
そう言う意味で、
常に、
「価値を生み出すための目標設定ありき」
「目標実現の行動ありき」
なんです。
とは言うものの、
現実問題として、目標を考えること自体を不得手としているビジネスパーソンって意外に多いワケです。
具体的には、
▶「自分一人の力では何も変わらないから・・・」といった「諦め意識」。
▶「課題はあるけど、それは自分の担当の仕事ではないから・・・」といった「他人事の意識」。
▶「◯年後にはこうなっていたい」という理想やビジョンを描く事への「苦手意識」。
▶「もしうまくいかなかったら・・・」といった、理想やビジョンが実現しなかった時の「失敗意識」。
確かに色々な「意識」があると思います。ですが、いずれにしても、これってとてももったいないことだと思います。
なぜなら、『未来の時間を浪費』しているからです。
未来は嫌でも勝手にやってくる
未来は勝手にやって来て、どんどん過去に過ぎ去って行きます。
あなたがこのブログを読み出した時間は、もう「過去の時間」になってます。
以前の私は、「過去」そして「今」の積み重ねが、未来を作ると思い込んでました。
ですが、、、
何もしなくても、何も積み重ねなくても、寝ている間にも、未来はどんどん勝手にやってきます。そして一瞬で過去に流れて行きます。
私たちは未来に向かって生きているようで、その実、未来の方から勝手にやってくる時間の中で生きていると言えるようです。
やってくる未来への準備が出来ていれば、やってきたチャンスを逃すことなくしっかりと受け取れます。
ですが、
未来を受け取る準備が出来てなかったり、過去に起きた時間軸の中に生きていたりすると、せっかくのチャンスに気づけなかったり、準備が無いせいでせっかく来たチャンスに尻込みしてしまったりします。
いい未来を受け取るには、「受け取る覚悟」「受け取る準備」が必要なワケです。
▶どんな未来を受け取りたいのか?▶そのために今、何が出来るのか?
▶その未来を受け取るためには、今、何が足りないのか?
▶そのために今、何をしなければならないのか?
目標設定って、言い換えるなら、こうしたことを丁寧に決めていくプロセスなワケです。
いい未来を受け取りたいと思うなら、いい未来を受け取るための準備(目標設定)が必要なワケです。
じゃないと、未来の時間をどんどん過去に垂れ流ししてしまいますからね。
欲しい未来と、欲しくない未来の両面から考える
「◯年後になっていたい理想の状態」が明確になれば、現在とのギャップも明確になります。そのギャップについて、「いつまでに、どんな方法で、どれくらい」といった視点から考えてギャップを埋めて行く作業が目標設定なワケです。
基本的には、『未来の理想の姿からの逆算思考』『あるべき姿からの逆算思考』をすることによって、現状とのギャップ(課題)を明確にして、そのギャップ(課題)を埋めるための行動計画を立てることが、いわゆる『目標設定』になるワケです。
あるいは、
「現状のまま◯年経ったらどうなっているのか?」と、現状の延長線上にある未来像を考えた時、その未来像が「自分の望んでいる状態なのかどうか?」をチェックした時、もし、望まない状態なのであれば、「未来と現状とのギャップ」を埋めるための目標設定をするというケースもあるでしょう。これは『逆算思考』ではなくて、『積み上げ思考』ですね。
どちらがいいとか悪いとかはさて置き、いずれにしても『理想の未来を現実にしたい』とお考えなら、目標の設定と、目標実現のための行動は必須ということです。
また、時々、
目標は特にありませんが、とにかくそこそこ現状維持できればいいんです。
という方もいらっしゃいます。
実際は、そう言う方も色々と計画を立てて工夫してやっていたりするワケです。
そもそも、時代や環境が変化している中で、現状維持するためにやらなきゃならないことって、実は沢山ありますからね。ですが、こういう場合は、それを「主体的に目標化」しているのではなくて、「受け身として捉えている」ワケです。同じ行為をする場合、「受け身」として捉えていると『他責』『被害者』の意識を生み出すので注意が必要です。
目標を立てたなら徹底して行動を起こし続ける
どんなに練りに練って目標を考えても、行動が伴わなければ、その目標はいつになっても実現しません。いわゆる「絵に描いた餅」になってしまうのです。
「とりあえずやってみる」
「やりながら修正する」
「できそうなことから始めてみる」
目標設定をしたなら、とりあえず大量行動を起こしてどんどん先に進んでみるということがとても重要です。じゃないと、目標設定しただけで満足してしまったり、目標が実現しなかった時のことを考え思うように行動できなくなるということが起きやすいからです。
とにかく行動する!
行動しながら考える!
目標を立てている最中や、実際に立てた後に、もしかすると「出来ない理由」「失敗する理由」ばかりが頭をよぎるかも知れませんが、そうした思考に邪魔されないためにも、とにかく『行動ありき』でどんどん進んで行くことが大切です。
未来に向けて何か行動を起こしても、何の行動を起こさなくても、いずれにしても未来は勝手にやってきて、どんどん過去に流れて行きます。
どんどん時間を浪費するのか、いい未来を自ら受け取るために目標を立てて準備するのか、選択をするのは私たち自身に委ねられています。
あなたは、どんな未来を受け取りたいですか?
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