こんにちは、
心と言葉を科学し、なりたい自分へのブレイクスルーを巻き起こす。
人やチームのポテンシャルを引き出し『価値』を高める、ブレイクステート代表 メンタルトレーナーの吉田です。
さて、今日は「ネガティブな箱から抜け出す方法」をお伝えしたいと思います。
「最近、仕事に集中力がなくなったようで・・・。とにかく目の前の仕事に集中しようと簡単な仕事から取り組むのですが、色々な事が気になってヤル気が起きないというか・・・」
というような相談って、案外多かったりします。
この状態が進行すると、仕事でミスが続いてしまったり、さらには出社することを考えると気が重くなったりと、どんどん『ネガティブな自分の箱の中』、いわゆるスランプ状態に入り込んでしまいます。
ですが、話しを伺っていくと、色々な工夫をしているワケです。
例えば、
メールチェックなど簡単な仕事から、徐々にアクセルを踏んでいく。
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しかし、いつまでたっても、「ヤル気」「集中力」が起きない。
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ヤル気が起きないまま、だらだら仕事をして一日が終る。
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帰宅中に今日の自分の仕事ぶりを振り返って気分が落ち込む。
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就寝時に、明日の明日の仕事のスケジュールを考える。
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なんとなく寝不足のまま朝になり、出社してからのことを考えて朝から憂鬱になる。
概ね、このようなサイクルを送っていられるようでした。
自分の出来る所から始めて、少しずつペースを上げて行く。いわゆる「ベイビーステップ」で仕事のスケジュール組みをするなど色々と工夫をしているワケです。
イチロー選手はバッターボックスに立つ前段階から、「儀式のような一連の流れ」を毎回繰り返していますが、それと同じ事を仕事に取り入れるということですね。
「行動のプログラム化(習慣化)」で、思考や感情をヤル気モードに入れていくワケです。アンカリングと言ったりもします。
ですが、そもそも「ヤル気が起きない」という状態のまま何かの行動をプログラム化(習慣化)してしまうと、その行動を起こせば起こすほどヤル気がなくなるという悪循環を起こしたりします。
ですから、まずは「ヤル気」という状態を作り出してから、行動の習慣化をしていくことが肝要ですね。
不調の時でも『出来ていること』って何ですか?
ヤル気が起きなくても、集中出来ていなくても、「出来ていること」ってありますよね。ですが、不調のときは、そうした「出来ている部分」があること自体に気づかないでいるということが多いようです。
1日の仕事全体を振り返れば、確かになんとなくやる気がない1日なのかもしれませんが、時間単位、分単位で洗い出して見ると、ちゃんと集中して仕事に取り組んでいる場面があったりするワケです。
例えば、
資料をコツコツ作成してる時
取引先への事務連絡
クレーム対応 etc…
などなど、場面によっては、しっかりと業務に集中している時はあるものです。
ですが、問題にドップリ浸かっている時、私たちは問題に翻弄されて、沢山の「出来ているモノ」が見えなくなってしまうことが多いようです。
だからこそ、見えなくなっている部分に意識的に光を当てる必要があります。
「ヤル気が起きない時でも、なぜか集中出来ている仕事って何だろう?」
「ヤル気が起きない時でも、いつの間にか時間を忘れて没頭している仕事ってなんだろう?」
こうしたことを自問自答して、それを紙に書き出していきます。
もし、思い浮かばなかったなら、「もし、あるとしたらどんな仕事だろう?」と、さらに自問自答して見ましょう。
ヤル気が起きないので仕事に集中できないという一般化された『箱』から抜け出すには、普段、無意識にヤル気を出している場面、無意識に集中力を発揮している場面を、強く意識することが肝要です。言い換えるなら普段の仕事に「例外を見つけ出す」とも言えます。
例外を見つけたなら、後は、その例外の範囲を、少しずつ広げていけばいいワケです。
なお、今回は「ヤル気が起きない」「なんかイライラする」「なんかネガティブな感情が気にかかる」そんな状態から抜け出す方法について、別な角度から動画でも話して見ました。
それも2本です^_^。
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