こんにちは、
メンタルトレーナーの吉田です。
「ついつい物事をネガティブに考えがちなんです」
こう思い悩む人は少なくありません。
例えば、
「仕事でミスを叱責された時、上司は自分のためを思って叱ってくれたワケで、自分としても新しい学びを得たと思いたいのに、、、。ですが、ついつい叱責した上司を逆恨みしてしまって、、、。そんなネガティブな自分が嫌なんです」
こんな具合です。
ポジティブに受け止めたいのに、ネガティブな思考や感情にどうしても心がとらわれてしまう。
でもなぜ、ポジティブに考えようとしているのに、
ネガティブにとらわれてしまうのでしょうか?
なぜポジティブに考えたいのにネガティブに考えてしまうのか?
そもそも、
「◯◯したい」という願望の裏には、
「◯◯できていない」「◯◯できない」という前提が隠れています。
そうした状態が嫌だからこそ「◯◯したい」と願っているワケですね。
例えば、
「もっとお金が欲しい!」の裏には、
「今のお金には満足できない」「今はお金がない」
こうした避けたいネガティブな状態があったりします。
ここにポジティブに考えることを阻害する大きな落とし穴があります。
人の思考、感情、行動の9割以上は無意識です。
あなたはこのブログの記事を読みながら、
どんどん下にスクロールしていると思いますが、
それは「意識」で行っていますか?
「ど〜れ、あと2秒後に下に10cmスクロールするか。まずは、右手の人差し指の第一関節を使ってマウスをクリックして・・・」と意識してから行っていますか?
まばたき、貧乏揺すり、姿勢、歩き出すときどちらの足から前に出すか、
車を運転している時の視点の動き、、、こうしたことって「意識」する前に始めていますね。
私たちの行動のほとんどは「無意識」に行われています。
同じように「思考」や「感情」もほとんどが無意識なワケです。
人は一日に数万回(5万〜9万と言われてます)思考をしているようですが、
そのほとんどが無意識の思考です。
ですから、
いくら意識でポジティブに考えようと思っても、無意識が「避けたいネガティブな状態」の方にフォーカスしていると、あっけなくネガティブなことを考えている無意識の方に意識が持って行かれてしまうのです。
「自分は無意識にどんなネガティブな状態を避けたいと思っているのか?」
まずはこれに気づくことが大切です。
じゃないと、いくら意識でポジティブになろうとしても、
アファメーションやインカンテーションを繰り返しても、
そう簡単にはポジティブな方向には進まないというワケです。
無意識にあるネガティブな自分を知る方法
では、どうすれば無意識に避けようとしている
ネガティブな状態に気づく事ができるのでしょうか?
それには、質問の力を使います。
例えば、
自分は自分を叱ってくれる上司に感謝したいと思っているのにできない。
なぜなら だから。
この下線部分に入る言葉を、
「もうこれ以上はムリ!」と悲鳴を上げる迄、
どんどん書き出していきます。
「◯◯したいのにできない」という現実の状態を支えている
思いを書きだしていくのです。
例えば、
「あんなにしつこく怒らなくてもいいと思っているから」
「怒りかたがネチネチしてしつこいから」
「人前で叱られて恥をかかされたから」
こんな具合でどんどん書きだし「見える化」していきます。
この「見える化」されたものが、
あなたの中にあるネガティブな状態を生み出している
ビリーフ(思い込み)なのです。
このビリーフのせいで、
あなたは「頭でしたいと思っていることがなぜかできない」
というジレンマを抱えているのです。
ネガティブなビリーフを統合する過激な方法
生きづらさを生み出しているネガティブなビリーフの存在がわかったら、
それらに「許可」を出すフレーズを作ります。
例えば、
「上司がしつこく怒っても良い。なぜなら だから。」
「上司は怒りかたがネチネチしてしつこくても良い。なぜなら だから。」
「人前で叱られて恥をかいても良い。なぜなら だから。」
心から思えなくても大丈夫です。
まずは、許可を出すためのそれらしい理由を考えてみるのです。
そして、それを何度か言葉に出してみるのです。
すると不思議なのですが、
「まあ、確かにそうかもしれないな〜」と心が緩み、
ネガティブなビリーフを「ふっ」と手放せたりします。
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