こんにちは、仙台のメンタルトレーナー吉田です。
今回は、あなた唯一の『コア』を、
過去の出来事から発掘する方法についてお伝えします。
例えば、
「収入を増やしたいが、出世はしたくない」
「収入は変わらなくていいから、出世をしたい」
「収入も出世もいらないから、権限が欲しい」
「収入も出世も権限もいらないから、自分の時間が欲しい」
「収入も出世も権限も時間も全部欲しい」
など、一概に「会社員」と言っても、
会社や仕事に求めているものは色々あります。
それを一言で「価値基準」と呼んだりもしますが、
コアとはもう少し広い概念のことを指しています。
もう少し詳しく言うと、
コアとは、自己認識、ビリーフ(信念・観念)、本質価値、記憶、知識、経験、セルフイメージなど、その人固有のもの。その人にとってかけがいのない大切なもので、その人の人生の方向性に大きな影響を与えるもの。
ということで、
今回は、この『コア』を、
過去の出来事から探り出していく方法についてです。
過去の出来事・感情・学びの棚卸しをする
やり方はとても簡単です。
年月日 | 年齢 | 出来事 | 出来事への感情 | 感情からの行動・実績・結果 | 学び・気づき | 得たスキル | キーワード |
この表を埋めていくというシンプルなものです。
キャリアデザインを考える際には必ずと言っていいくらい登場するものですね。
他にも「出来事のきっかけ」「主要な登場人物」などを
追加してもいいかも知れません。
ポイントは、
「強く感情を動かされた出来事(ポジティブなものもネガティブなものも)」を
中心に書いていくという点です。
深いセラピーを体験した方はよくおわかりかと思いますが、
自分の『コア』となっているものは、
幼少期(人によっては前世だったり、生まれ持ったもの)に、
そのベースが形成されているケースが多いです。
ですから、かなり過去の記憶を遡る必要があります。
私たちの人生は「無意識でコアを満たすために生きている」と言ってもいいので、
まずは気楽な感じで感情を大きく揺さぶったような出来事を思い返していきましょう。
年齢別に感情の折れ線グラフを作ってみる
例えば、こんなふうに折れ線グラフにして、
横軸に年齢、縦軸に出来事の感情の点数(レベル)の線を描いたら、
ポジティブな感情なら上に、ネガティブな感情なら下に点を打ちって、それを線でつなげてみます。
そうしていくと、なんとなく『キーワード」が浮かび上がってくるはずです。
ちなみに僕の場合は、
ポジティブなものでは『自由』『冒険』『信頼』『愛』『豊かさ』『可能性』『挑戦』こんなキーワードがみつかりました。
そして、ネガティブな出来事のキーワードには、
『競争』『規則・ルール』『束縛』というキーワードがありました。
なんとなく『コア』のイメージが掴めたでしょうか?
そうしたら、そのいくつか出て来たキーワードの中から、
あなたが大切だと思うキーワードを2つか3つ選んで下さい。
そして、その選んだキーワードを短い文章にして見ます。
例えば、僕の例でいくと
「豊かな成功への挑戦」「愛と信頼と成功への自由な冒険」
こんな感じです。
いくつかキーワードを組み合わせを考えながら、
「自分ってこんな人生を生きたいんだ!」としっくりくる短い文章を作ってみて下さい。
あなたが作った文章は、
これまであなたが歩んで来た人生を現しているものではありませんか?
コアを叶える生き方を大切にする
いま、あなたは『コア』を感じる仕事や生き方をしていますか?
人は『コア』を満たそうとすると自然にモチベーションが高まり、
『コア』が満たされると、とてもやりがいや幸せを感じますが、
『コア』から離れたり、
『コア』に反するようなことをしている時には激しい苦痛を感じます。
これはビジネスも同じなんですね。
『コア』を追い求めるビジネスをしていると情熱を持って続けることができますが、
『コア』に反するビジネスをしていると、どこかでポキッと折れる時がきます。
ひとりビジネスで独立起業する人にとって、
この『コア』を明確にしておくことって、とてもとても大切なんです。
では、今回はこのへんで。
コーチ・カウンセラー・セラピスト・ヒーラー・占い師・講師など、
”ひとりビジネス”で起業をお考えの方は、
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あなたのコアを見つけてください。