こんにちは、仙台のメンタルトレーナー吉田です。
今回は、簡単にできる、
セルフカウンセリング・セルフコーチングコーチングについてです。
もちろん状況に応じて、色々なケースが想定されますが、
概ね次のポイントをおさえておくことで、
より効果の高いセルフカウンセリング・セルフコーチングが出来ると思います。
では本題に入りましょう。
1、問題を時系列で整理してみる
現在、解決したいと思っている問題について、
「現在の状態 ⇒ 始まりのきっかけ ⇒ 望ましい未来」の順で整理していきます。
例えば、
1、現在:訳も無くイライラしてしまい仕事が手につかない。
2、過去:約半年前からこんな状態。キッカケは今の所は不明。ただなんとなくそう感じている。
3、未来:すっきりした状態で仕事に集中したい。
こんな具合です。
2、うまくいっている状態(例外)を整理する
先ほどの例で言えば、24時間365日、
いつも「ワケも無くイライラしているのか?」、
そうじゃない時があるのかを客観的に整理します。
例えば、計画している通りに物事が進まなくなるとイライラする。
それ以外は普通に仕事ができている。
こんな具合です。
また合わせて、「どんな時にうまくいっているのか」も
自分なりに整理しておきましょう。
こうした「例外」に、問題解決の大きなヒントが隠されていることが多いです。
3、60点の解決策を整理してみる
100点満点を求めようとすると、
途端に思考が停止してしまい動けなくなるときがあります。
「とりあえず60点」で構わないので、
ちょっとでもやったほうがいいと思うことを書き出してみましょう。
・外に出て深呼吸してみる
・一旦仕事を中止し、別な単純作業に変えてみる
・コーヒーブレイクを入れてみる
こんな感じで、「効果がありそうかどうか?」は別にして、
すぐ簡単にできることを書き出します。
4、解決しなければならない理由を明確にする
理由を明確にするには、
次のような質問が効果的です。
✅ その問題を解決すると何が起きるのか?(自分自身に対して、周囲に対して)
✅ その問題を解決しないと何が起きるのか?(自分自身に対して、周囲に対して)
✅ その問題を解決しても何が起きないのか?(自分自身に対して、周囲に対して)
✅ その問題を解決しないと何が起きないのか?(自分自身に対して、周囲に対して)
解決する理由が自分の中で明確になっていないと、
解決するエネルギーも湧いてきませんからね。
5、問題を解決したい期限を決めておく
これを決めておかないと、ずるずる流されます。
「いつまでに、どうなりたいのか?」
自分の中のゴール設定が決まると、
おのずとゴールに向かって思考が動き出します。
脳には「目標志向性」という特性があります。
ゴール設定は明確にしましょう。
以上、これらが、
セルフカウンセリング・セルフコーチングのための5つの手順です。
とは言え、
「問題にドップリ浸かっている時には、これらのことについて整理するなんてできない」
と思う方もいるかも知れません。
ポイントは「完璧に改善した状態」を理想とするのではなく、
「60点でOK」というふうにゴールを下げておくことです。
今よりも少しでも状況が良くなれば、
自然と60点から70点、80点と向上させていくための
エネルギーも湧いてきます。
ぜひ試してみてください。
イライラ、モヤモヤして安眠できない、頭の整理ができないとお感じの方は、
こちらの瞑想誘導セラピーが効果的です。