こんにちは、仙台のメンタルトレーナー&心理カウンセラーの吉田です。
あなたは、人の話を聞いたときどこに心を動かされますか?
どこにモチベーション、感情が動きますか?
話しの中身(コンテンツ)ですか?
話し手の雰囲気ですか?
それとも、、、?
同じ内容を話しているにも関わらず、
「信頼を高めやる気を引き出す人」もいれば、
「混乱や抵抗を生み出してやる気を削ぐ人」がいます。
この違いを生み出す違いは何なのでしょうか?
影響力のある伝え方とは、
「なぜ話すのか、なぜ聞かなければならないのか/WHY」×「誰が話すか/WHO」×「何を話すか(コンテンツ)/WHAT」×「どのように話すか/HOW」×「どのタイミングで話すか/WHEN」=影響力の高さ
これで決まります。
今回は特に
「何を話すか(コンテンツ)/WHAT」に関する中止すべき言葉の使い方と、
「どのように話すか/HOW」についてです。
「何を話すか(コンテンツ)/WHAT」に関する中止すべき言葉の使い方
では、具体的にいってみましょう。
話しの内容(コンテンツ)について注意したいポイントとしては、
「ベキ論を使わない」「できていない点を責めない」
ということ。
聞き手としては、
「話し手が考えている正論(ビリーフ)」を
一方的に振りかざされても困ります。
ベキ論とは相手に価値観を押し付けるということ。
押し付けは反発を生むので、
価値観を押し付けるのではなく「提案する」という
スタンスで臨みましょう。
それと「できていない点」を責められるより、
できている点を認めた上で「もっとこうするといい」と
話したほうが受け手としてはスムーズに受け入れられるのです。
例えば、
「◯◯するべき」⇒「◯◯を自信を持って提案したい」
「◯◯しなければならない」⇒「◯◯してみたらどうだろう」
「◯◯が出来ていない」⇒「▲▲までは良く出来ている。さらに良くするには、、、」
という感じです。
カリスマが話すなら「べき論」も全然ありなのですが、
そうじゃないなら、まずは「反発することなく話を受け取ってもらうこと」が先決です。
「どのように話すか/HOW」
あなたは、どのように話されると共感したり
やる気になって動こうと思いますか?
私たちは「自分が良い」「自分が好き」と思っているやり方を
無意識に採用します。
ですからまずはじめに、
自分がやる気になるような話し方を押さえておきましょう。
その上で、
「聞き手はどんな話し方を好きなのか?」
これを考えます。
あなたの好きな話し方と、
聞き手が好きな話し方に相違点がないなら
最高ですね。
もしも相違点があるなら
あくまでも聞き手に合わせるようにしましょう。
「いや〜、忙しい中、今日は話を聞けて良かった〜」
と言われるためにはどうすればいいのかを考えましょう。
聞き手側に何らかの得られるもの(メリット)があるなら、
そこには「話してくれてありがとう」という感謝の気持ちが生まれるはず。
この「相手からの感謝の気持ち」を事前にイメージしてみるのです。
相手を無理に動かそう、とにかく説得しようと思うと、
逆に抵抗を生んでしまう場合があります。
そうではなくて
「相手から感謝の気持ちを得ようと話す」のです。
これを意識するだけで、話し方は驚くほど変わります。
聞き手になりきり、
聞き手のメリットを考え、
聞き手からの感謝の気持ちを得ることに集中するのです。
自分が話したいように話すのではなく、
聞き手が聞きやすいように話すということ。
ぜひ、参考にしてみて下さい。