こんにちは、仙台のメンタルトレーナー&心理カウンセラーの吉田です。
突然ですが、あなたは初めて逆上がりの練習をした時のことを覚えていますか?
私の場合は、とりあえず鉄棒にぶら下がり、見よう見まねで回る事から始めました。
でも、そんな簡単に回れるはずもなく・・・。
同級生や先生に背中を押されたり、
足を上げるための補助の板を使ったり、、、
いずれにせよ、
何か初めてのことにチャレンジする時には
「小さなステップ」を登りながら最終ゴールに行くということをしたのではないでしょうか?
ところが、なぜか大人になると「小さなステップ」ではなくて、
「ひとっ飛び」に何かを始めようとしがちです。
例えば「1ヶ月で3kg痩せる」という目標を立てたとしましょう。
(この時点でもかなり無理がありますが)
すると、「今日から食事はリンゴだけ」とか、
「炭水化物は一切食べない」などの極端な行動を取ったりしがちです。
そして待っているのは、おなじみの三日坊主・・・。
あるいは、食べ物を我慢したストレスで暴飲暴食に走ってしまい逆に体重が増えたり・・・。
そこで、今回は大きな夢を実現している成功者の小さな秘密についてです。
小さな成功をたくさん繰り返す
デビット・ニーブン著「ハッピーライフが実現する100の方法」の中で、
成功者の秘訣をいろいろを調べた結果、
大きな結果ばかりに目を向けるのではなくて、小さな成功を喜べる人のほうが、満足感が22%高くなる
という調査結果を紹介しています。
満足感が高まればモチベーションを高いレベルで維持継続できるので、
次のアクションにもつなげやすくなりますよね。
ですから何か大きな夢、目標、ゴールを実現するためには、
「小さなステップ(スモールステップ)を沢山つくる」
ということが、大きなことを実現するためにとても有効なのです。
そのためにとても大切な質問があります。
「そのアウトカム(ゴール)の実現に向けて、今日、これからすぐに出来る小さなことはなんですか?」
という質問です。
この質問はとてもパワフルです。
何かアクションを起こさない限り現状からは何も変わりません。
でも、このアクションを起こすこと自体が大きなハードルだったりするのです。
アクションを起こすことに大きな負担がなければとても動きやすいですよね。
一度動いてさえしまえば、慣性の法則でさらに動きやすくなるのです。
一気に大きな動きをしようとすると、
心にとても負担がかかるので動きが鈍くなったり、
動いたとしてもすぐに息切れしていまうのです。
何か新しいことを始めるときには、スモールステップを沢山作りましょう。
そして、そのスモールステプを一つクリアーするたびに、
「ビールで乾杯!」など自分へのご褒美をあげるのです。
スモールステップを作るコツ
このステップを作る際にはちょっとしたコツがあります。
それは、「1対2対3対4の法則」です。
何か夢や目標を立てたら、その実現までの「期間」をザックリとでいいので4分割します。
次に、手に入れたい夢や目標の実現までの望ましいプロセス(状態)を10分割します。
例えば、
3ヶ月で5kgダイエットしたいという目標を立てたとしましょう。
始めに期間をザックリ4分割するので、
90日÷4=約22日間を1つのスモールステップの期間にします。
次に、減らしたい体重の5kgを10分割するので、
5kg÷10=500g(0.5kg)になります。
それらを1対2対3対4の法則に当てはめます。
最初の22日間で0.5kgのダイエットするための運動。
次の22日間(累計44日間)で1kg(累計1.5kg)のダイエットをするための運動。
次の22日間(累計66日間)で1.5kg(累計で3kg)のダイエットをするための運動。
最後の22日間(累計88日間)で2.0kg(累計5kg)のダイエットをするための運動。
このように、始めはゆっくりとスタートして、徐々に増やしていくのです。
後になればなるほど目標のハードルが高いと思うかもしれませんが、
最初のステップを終える頃には行動の習慣がつき始めているので、
実ははじめの頃よりもスムーズに動くことができるようになっているのです。
この2点をおさえておくと、多くの成功者と同じように「実現の可能性」がぐんと近づきます。
ぜひ、参考にしてみて下さい。