こんにちは、吉田です。
突然ですが、あなたは「ビリーバビリティー」という言葉を聞いた事がありますか?
信頼性とか信憑性という単語ですが、もう少し拡大解釈して「ウソっぽいけど、本当にありそうなこと」という意味で使われる言葉です。
例えば、
「10,000円貸してくれたら、1週間後に11,000円にして返すよ」
これどうですか?
まあ本当っぽいですよね。これをビリーバビリティーが高いと言います。
では、
「1,000,000円貸してくれたら、来週3,000,000円にして返すよ」
と言われたらどうでしょうか?
かなりインチキくさいですよね。
この場合、ビリーバビリティーが低いということになります。
さて、なぜこんな話しをしているかと言うと、人を惹き付ける話し方には、このビリーバビリティーが有効だからです。
このビリーバビリティーは「ハッタリ」とは違います。
ハッタリは「出来るかどうかわからないことを言う」です。
ビリーバビリティーは「出来る事をより魅力的に言う」というニュアンスですね。
どうせ何かを人に伝えるのであれば、魅力的に伝えた方が会話も盛り上がるのです。
例えば、居酒屋で店員が料理を出す際に、
「こちらが刺身の3点盛りです」
というよりも、
「こちらは、築地で朝一番に仕入れた、新鮮な鯛、マグロ、アジの3点盛りです」
と言った方が、お客さんはとても期待感が膨らみます。
あるいは、自己紹介をするときに、
「学生時代は、毎日マージャンで遊んでばかりで・・・」
と言うよりも、
「学生時代は、社会に出てから付き合いで絶対に必要になると思って、マージャンをひたすら練習していました。今では人に教えることもできるセミプロ級の腕前です」と言った方が全然いいですよね。
このビリーバビリティーを考えるポイントとしては、伝えたい事の「強み・弱み」を洗い出すということです。
物事は常に「裏」と「表」があります。
「マージャンばかりして遊んでいた。」
これって弱みに思えるかもしれませんが、マージャンを知りたい、マージャンをやる相手がいないという人から見れば、実はとても求められる人になるのです。
また、マージャンには「相手」が必要ですね。
ということは、コミュニケーション力があるとか、学業と両立させるためのバランス感覚があるとか、相手を観察するスキルがあるとか、強みもいくらでも出て来ます。
このビリーバビリティな会話術は、面接、デート、ビジネスなど、あらゆる場面で使えます。
ぜひ、参考にして下さい。
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