こんにちは、吉田です。
Pecha Kucha: Positive Negative Patterns / bluekdesign
あなたも、
「成功したけば成功する事だけにフォーカスを当てる」
というようなことを、一度は聞いたり読んだりしたことがあると思います。
人は基本的に、一度に一つの感情しか感じられません。
同時に考えているようでも、実はステップというか、きちんとプロセスを踏んでいるのです。
現実世界でも「悲しい」ことと「嬉しいこと」が同時に起きる場面もあるでしょう。
ちょっと例えが不適切ですが、
「親族が亡くなって悲しい」
でも、
「相続できる財産が入って嬉しい」
こんな状態です。
こんな時に、「悲しいこと」と「嬉しいこと」が同時に起きているように思えますが、それは同時ではなくて瞬時に交互に、そして複雑に起きてるのです。
そういう心理を踏まえると、
「常に成功のことを考える」とか「自分にプラス(ポジティブ)なことを考える」と、ネガティブな思考が入り込む余地がなくなるので確かに効果的ですね。
ただ、
「成功するって言っても、本当に自分が成功するなんて、ちょっと考えられないな・・・」
と、つい思ったりしたことはありませんか?
せっかく良いイメージを考えても、その直後に、マイナス(ネガティブ)なことを考えてしまうと、最終的に考えたことを自分に言い聞かせてしまうのです。上書きされてしまうということですね。
いわゆる「ポジティブ・シンキング」がうまくいかないのも、この「最後のマイナス(ネガティブ)暗示」が効いてしまうのが大きな原因なんですね。
そういえば、ポジティブ・シンキングの本には、ついマイナス(ネガティブ)な思考が出て来たときに、どのように対処するかって読んだ事ないような・・・?
今回は、そんな、ついふっと湧いて来た「マイナス(ネガティブ)の感情、思考」に対処する方法を2つご紹介します。
一つ目は、「思考停止法」です。
これは読んで字のごとしです。
何かマイナス(ネガティブ)な思考や感情が浮かんできたら、
「ストップ!」とか「その考えかたやめ!」と実際に声に出すのです。
例えば、「どうせいくら勉強したって、試験本番には緊張して・・・」と頭に浮かんで来たら、
「その考えストップ!!」
と言います。
簡単ですよね?
でも、ある臨床データでは、恐怖症(高所恐怖症、暗所恐怖症、閉所恐怖症など)の8割に効果があるということです。
実はかなりパワフルなのです。
そして、二つ目は「反論法」です。
こちらも、読んで字のごとしです。
例えば、「どうせいくら勉強したって、試験本番には緊張して・・・」と頭に浮かんで来たら、
「いや、ちょっと待て!緊張したって大丈夫なくらい自分は勉強しているじゃないか」
とか、
「緊張するのは自分だけじゃない。みな緊張するはず。ということは、やはり勉強の質と量をどれだけやってきたかが試験結果を左右する」
というように自分で自分に反論するのです。
この2つのテクニックは、おわかりの通りとてもシンプルです。
というか、シンプルじゃないと日常では使えないですよね。
それと、誤解のないように書きますが、
マイナス(ネガティブ)な思考が悪いということを言っているわけではありませんよ!
「プラス(ポジティブ)に考えたいと思っているのに、ついマイナス(ネガティブ)に考えてしまう。なんとかこの習慣を直したい」
と心から思っている場合に、この2つの方法をやってみてはどうでしょうかという提案です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
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