こんにちは、
メンタルトレーナーの吉田です。
初対面の相手と
短時間で関係性を構築することが必要な場面って沢山ありますよね。
初めてのプロジェクトミーティング
初めての名刺交換
面接
異業種交流会 などなど
関係性を築くためには、
黙って見つめ合っているだけではもちろんダメで、
会話を通した相互理解がとても大切になります。
しかし、
「初対面の相手と何を話題にすればいいかがわからない」
「もともと話し下手なので、何を話せばいいのかわからない」
という声を多く聞きます。
そこで今回は、
初対面の相手との会話を盛り上げるシンプルなテクニックについてお話しします。
では、どのようにすれば初対面の相手との会話を盛り上げ、
関係性を構築することが出来るでしょうか?
実は、私たちが普段、意識することなく何気なく行っている事を
ちょっと意識的に行ってみるだけで、
効果的に会話を盛り上げることができます。
まずは直感を信じて最初に質問してみる
そもそも、なぜ初対面の相手と会話がかみ合わないかといえば、
共通する話題がなにもないからですよね?
出身地が同じ、趣味が同じ、好きなテレビが同じ、好きな本が同じ、家族構成が同じ、好きな食べ物が同じ、、、
何か一つでも共通する話題があれば、それをとっかかりにして、
会話を自然に盛り上げることはできます。
では、どうやってその話題を探し出せばいいのでしょう?
どうすれば素早くお互いの共通点を見つけることが出来るでしょうか?
それは
・相手をよく観察して自分が会話できそうな質問を振る
・会話の最後にちょっとした質問を常にはさみこむ
です。
ビジネスシーンであれば、名刺交換の時が一番のチャンスですね。
その相手の、名字、名前、会社名、本社や支社の所在地、
服装、髪型、話し言葉などをよく観察します。
そうしたら、あてが外れてもいいので、
まずはあなたが観察し直感的に感じた話題を振ってみます。
例えば、その人が健康的に日焼けしている人であれば、
「随分日に焼けてますね。ゴルフ焼けですか?」
「随分日に焼けてますね。何かスポーツをおやりですか?」
と推察した話題をとりあえず質問形式で振ってみます。
ここでの目的は、
” 相手の情報を何かひとつでも引き出すこと ” です。
会話の糸口となるネタを、まずは引き出そうということですね。
ちなみに、最初に質問を切り出した方が、
心理的に優位な状態に立てますので、
頑張ってまずはなにか質問をきりだしていきましょう。
「バックトラッキング&質問」で会話をエンドレスに!
さて、私たちは質問されると答えてしまうという特性を持っています。
ですから、あなたが質問すれば、相手は必ず何らかの反応を返して来ます。
例えば、
「いえ、ゴルフではなくて、
夏休みを利用して家族で海水浴に行ったのです」
という具合ですね。
そうしたら、あなた自身の思い出話しも交えながら、
あとは海水浴の話しを盛り上げていけばいいのです。
「家族で海水浴ですか。私も子供の頃に連れて行ってもらって、
凄くうれしかった思い出があります。
みなさんとても喜んだでしょう?」
こんな感じで、そのまま次の質問につなげます。
このとき、下線部分のように、
相手が話したキーワードを一度繰り返してから
質問につなげると、よりスムーズに会話が進みます。
相手が話したことを繰り返す会話のスキルを
バックトラッキングをいいます。
オウム返しとか反復話法と呼ばれることもあります。
バックトラッキングには、3つの方法があります。
1、相手の話した「事実」を繰り返す。
2、相手の話した「感情」を繰り返す。
3、相手の話を要約して繰り返す。
バックトラッキングを行うと、
相手は自分の話がよく理解され、
受け入れられているという感覚を持ちやすいので、
自然に話を膨らませたくなっていきます。
さらに、次につなげる質問で締めくくることで、
自然な流れで相手に会話を促す事ができます。
・相手を観察して直感的にまずは質問してみる
・相手の話をバックトラッキング&質問で広げていく
たったこの2つを意識してみるだけで、
初対面の相手との会話を広げていくことが出来るようになります。
是非、参考にしてみて下さい。
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